zarameのブログ

おすすめ本の紹介などしています。著者をア行からワ行まで順番に。

【おすすめ本2018】1冊目 秋梨惟喬

本を読みたいけど、何から読んだらいいかわからない。
今まで興味のある分野しか読まなかったけど、新しいタイプの本も読んでみたい。

そんな人向けに、私が読んだ中で印象に残った本を紹介していこうと思います。
小説ーミステリ、SF、歴史、時代物、現代もの
エッセイ
新書系
洋書

など分類で分けようかとも思いましたが、私が混乱したので著者の五十音順にしました。なので1冊目は秋梨惟喬氏からこちら。

 

もろこし銀侠伝 (創元推理文庫)

もろこし銀侠伝 (創元推理文庫)

 

 わたしのイチオシ本のひとつです。

もう紹介文とか書かなくて、とにかく読んでみて!と言いたい作品。面白いです。類似の作品をわたしは日本で知りません。

 

一応紹介しますと、中国武侠ものとミステリを掛け合わせた短編集です。

武侠ものとは、中国では金庸の射鵰英雄伝に代表されるような、武芸の達人である英雄たちが、悪人をバッタバッタ倒していく、というような物語です。(わたしはこの射鵰英雄伝も大好きなので他の記事でたぶん語ります)

武芸といっても日本の剣道や柔道、合気道とは違って、体から「気」を放って相手を攻撃したり、空を飛んだりする何でもアリな荒唐無稽なものです。

 

もろこし銀侠伝では、武芸者たちの立ち回りの場面も見所ですが、密室、叙述などミステリとしても色々な仕掛けがしてあり、根底は登場人物たちの心情の機微がうかがえる作品で、短編仕立てなのであまりなじみが無い人でも読みやすいです。章ごとに主人公が交代するオムニバス形式で、時代もバラバラで読みながらタイムスリップしているような感覚を楽しめます。

シリーズもので他にも2冊あり、3作目は長編になっているので、1作目2作目とは違うミステリならではのハラハラを味わえます。

 

もろこし紅游録 (創元推理文庫)

もろこし紅游録 (創元推理文庫)

 

 

 

もろこし桃花幻 (創元推理文庫)

もろこし桃花幻 (創元推理文庫)

 

 

また、ミステリーズ!新人賞受賞作品集という、作家数人のアンソロジー本にも掲載されているので、ミステリ好きでほかの著書の作品も気になる方は、こちらもいいと思います。表題の「砂漠を走る船の道」もおすすめです。

 

砂漠を走る船の道 (ミステリーズ! 新人賞受賞作品集) (創元推理文庫)

砂漠を走る船の道 (ミステリーズ! 新人賞受賞作品集) (創元推理文庫)