辻井伸行さんの音楽
世界的なピアニスト、辻井伸行さん。
今回はこの人について書いていきます。
- アーティスト: 辻井伸行
- 出版社/メーカー: avex CLASSICS
- 発売日: 2007/10/24
- メディア: CD
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1988年東京生まれ。2009年6月、アメリカ「第13回 ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で日本人として初の優勝を果たし、以来、映画や大河ドラマなど作曲家として多方面に注目を集めながら、国際的な活躍を繰り広げているピアニストです。
(公式HPはこちら↓)
News | 辻井 伸行 Official Web Site ++ Nobu Piano. ++
デビュー当時、全盲のピアニストであり、20歳という若さで日本人初の快挙を成し遂げた人物としてメディアに多く取り上げられていました。
ハンディキャップを背負いながら驚異の活躍、といった報道も多く見受けられましたが、世界的に活躍していく姿を通して、純粋にピアニストとして、音楽家としての評価が重視されるようになったと感じます。
はじめてテレビで辻井さんの演奏を聴いたとき、「なんて綺麗な演奏だろう」と驚いたのを憶えています。しかし本当に意識が変わったのはコンサートで生演奏を聴くようになったときです。
はじめて生演奏を聴いたのは辻井さんのピアノリサイタルで、ショパン、リストの曲を中心に構成されており馴染みのある曲が多かったです。後ろのほうの席だったのにピアノの1音1音まで身体に沁み込むような演奏で、難しく激しい曲のなかでも小さな音ひとつを決しておろそかにしないピアノの旋律に思わず息を呑んで聴き入ってしましました。息もつかせぬ曲もあれば、ゆっくりと心に響くやさしい曲もあり、緩急のついた演奏であっという間にアンコールの時間になっていました。
その後も何度もコンサートに足を運びましたが、2時間ほどのコンサートでも時間が長いと感じたことは一度もなく、コンサートならではの身体ごと音につつまれ、辻井さんの音楽にひたれる心地よさはぜひ多くの方に体験してもらいたいです。(チケット争奪戦がすでに凄まじいですが、日本で最高の音楽を聴くチャンスをぜひ楽しんでほしいです)
あるコンサートでは、ショパンのエチュードすべてを休憩なしで一息に演奏されており、若く体力も気力も十分ないまならではの圧巻の演奏でした。今後もどのように進化していくのか、注目し続けたいと思います。
おすすめのCDも載せておきます。